中古住宅とは、築後年数が2年経っているか、すでに人が住んだことのある住宅のことを言います。住宅を購入し、所有権を持っている人が何らかの理由でその住宅を手放したときに、中古物件として売られます。通常は不動産会社を通して売買の取引が進められるので、不動産会社を通して中古物件を購入する場合は仲介手数料を支払わなくてはなりません。

中古一戸建て住宅を購入する最大のメリットは、新築物件を購入するよりも2～5割近く安く購入できるということです。また、すでに建っている建物ですから、中に入って日当たりや風通しなどを確認してから購入を決めることも可能です。前の居住者がエアコンなどの家電製品をつけたままのこともあり、初期費用の節約ができるケースもあります。また、古い中古物件をリノベーションすることで新築同様の性能の家に住むことも可能です。

一方デメリットとしては、新築物件に比べて家が古いため、修繕費用や維持費用が高くなる可能性があります。また、新築物件のように保証がついていない場合や、保証期間が短いことが多いのもデメリットだといえるでしょう。古い中古物件の場合、建てられた時の建築法と、現在の建築法の内容が異なるため建て直すときに家の大きさが変わってしまう可能性もあります。